Archive for 2015年8月31日

カサカサしてきたー

少し窓を開けると外から虫の「リー、リー」という鳴き声が聞こえます。気温が下がってきたので風と共に何とも涼しげな夜を過ごせるようになりました。

 

ここ数日で左手の親指や人差し指がカサカサしてきました。

 

この指の状態だとやり難いカード技法が増えてしまいます。普段はしっとりしているので、しっとりだとやり易い技法が全然出来なくなっちゃいます。

気温が下がり始めるとこうなるので、これを合図にハンドクリームを塗る頻度を増やしています。体って正直ね。

 

季節の変わり目にはアレルギー症状が強くなるので、そうなる前に普段やらない場所の掃除を済ましておきます。埃とかで少なからず目鼻喉や体が痒くなるのですが、一回で済ませれば辛い症状も一回分で済みますからね。

先日はエアコン、キッチンまわりの油汚れ、換気扇、お風呂、布団乾燥を一気にやりました。スッキリしましたけど案の定、アレルギーがドーン!だよ。

 

 

なのであんまりカードは触っていないのですが、ここ数日はセカンドディールを使った作品を考えています。

昔作った手順の一部をセカンドディールに変更した案をちょっと前にアップしましたけど、あれ考えている時に「セカンドディールを使ったマジックは殆ど考えたことないなぁ」と思いましてね。

 

でもいざ考えてみるとあんまり思いつかないんです。

 

考えて弄っているうちに

「・・・セカンドディールじゃなくても出来るな」

という事が多くて、セカンドディールの特徴を活かせないんですよね。

 

折角ですからセカンドディールじゃないと出来ない手順を作ってみたいじゃないですか。

でもゼロから考えるって大変ですから、色々な作品の別バージョンみたいなものを作っていって、そこから別のナニかに発展させてみたんです。

 

最初は4エースをサイコロの目にあわせて配るギャンブルデモ的なモノになりそうだったのですけど、あれよあれよという間にサンドイッチ系になり、そして今やビジターの亜種案が作られつつあります。

 

気が付けば手順に沿ったストーリーを考え始めたところで、昔作った作品に良く似ている事に気づき、「ピンポンダッシュ犯」シリーズにもう一つ加わりそうな感じです。

 

というかセカンドディールを使わないで出来上がりそうです。

今はセカンドディールやり難いしね。指カサカサだから。

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ステージマジックという本

 

北見マキさんがお亡くなりになりました。

 

僕はマジックをやり始めた当初、ステージマジックへの憧れが強くて、シカゴの四つ玉、ゾンビボール、カード、ケーン、シルク、色々とやりたいことがあった。

 

燕尾服を着こなし、綺麗な女性を助手に従え、華麗にハトを出しカードを出し花吹雪が舞うステージは最高にカッコいい。

 

カッコいいから、当然やってみたいのだ。

 

 

でも誰も教えてくれない。

 

 

今でこそ色々なマジック専門書が発売されているし、ネットで動画も見放題だけれど、それでもやはりクロースアップマジックが中心だと思う。ステージマジックをしっかり解説している専門書はとても少ない。

 

今でもそうなのだから、僕がステージマジックをやりたい盛りであった90年代なんて、情報の掴みようが何にもなかった。本当に無かったのだ。

 

覚えている限りでは二川滋夫先生の「シルクマジック大事典」とテンヨーの「ターベルコース」であったと思う。

 

どちらも複数巻のシリーズでとても高価な本だったため、小学生には手が届かない。だからステージマジックをTVで観たら、それをビデオに録画して何とか真似していたのだ。

 

そんな当時、本屋で北見マキさんの奇術入門シリーズ「ステージマジック」を見つけた時は最高に嬉しかった。

 

ダンシング・ケーンやハト出しまで解説されているこの本は、他の入門シリーズと比べて少し違った部分がある。

 

まず北見マキさんご本人のステージ演技写真が随所に使われていて、この写真だけでもプロのカッコよさや華やかさが伝わってくる。こんな風にステージに立ってみたい、と思えてくる。

 

そしてこの本にはマジックの解説だけでなく、最初と最後にステージマジックを演じる際の心構えや決まりごと、プロを目指す人に対する忠告がしっかり書かれている。

大変ためになる内容なので、この本の最初と最後だけでも読んでもらいたい内容なのです。文章ひとつひとつがとても参考になり、超一流のプロ意識がいかに高いのか、どれほど厳しくマジックを演じているのか伝わってくるのです。

 

あとがきに書かれている文章を少し引用させて頂きます。

 

「 もし、あなたがまかりまちがってプロになろうなんて気を起した場合には、ただ、ひたすら、たくさんの奇術を覚え練習することを、すすめる。

それを数年続けて、すこしも意欲が衰えなければ、今度は、たぶんなにかの縁で先方より幸運が舞い込むことだろう。

だが、プロとして出発するには際立った個性が必要となり、この個性というものがどんなしろものなのか、演技をしている当人には とんと  わからないものであり、これを掘り出すのは第三者なのだ。

自己満足に陥って、自信過剰のままマスコミ界へ飛び込むと袋だたきにあって、都落ちとなる。芸能界は予想以上にきびしい世界でもある。 」

 

この後にはプロになるための道筋が二つ紹介されている。

 

ただ、やはりプロの世界の厳しさを伝えて安易にプロになろうと考えるのではないよ、と戒めている。一流のプロが入門書のマジック解説書でこういう事を書くことはあまりないのではないだろうか。

 

マジックを演じることの楽しさや憧れを十分に刺激しつつも、このようにプロの世界、芸能世界の厳しさも伝わってくる。

 

当時何も知識の無かった僕にプロのマジックや心構えまでも教えてくれた素晴らしい一冊でした。今でもマジックを演じる人すべてに読んでほしい本です。

 

厳しい世界でも最高のプロでありつづけたマジシャン、北見マキさん。
僕のマジックを育ててくれたと言っても決して過言ではない、このような貴重な本を出版してくださったことに感謝しております。

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やったー

 

今日はなんだか涼しいぞー!

明日もこの調子で頼む。

 

最近はカルボナーラばっかり食べてます。

めちゃくちゃ美味しく出来上がる時と、あんまり美味しくない時があるのですけど、レシピは一緒なので何が違うんだろうなぁ、と。

コッテリ感を出そうとすると、材料もそれなりの量になるんですよね。

美味しいモノって体に悪いモノなんだなぁ。

コピー ~ coin 002

OH!

あっついですね~、気をつけないと。

 

先日、動画と共に載せた思いつきメモ「おはじき」ですが、これを2枚だけの一発芸的なものから、4枚を使ってシンプルな手順にしてみました。

「OHAJIKI EXTREME」

 

最初は3枚か4枚のレギュラーコインでやってみようと思ったのですが、フェイクパスなんなりを使うとコインを手の中に握って見えなくする時があるのです。

この手順のようにテーブルにスリスリしてからピャッとする場合、テーブルに広げた数枚のコインをハッキリ見せてから、その中の1枚をスリスリしたいのですよ。

すると簡単で上手く見せられるのはシェルコインを1枚入れることなんですよね。

 

コインを捕まえているのはデイビッド・ロスの「ポップ・アウト」という技法です。デイビッド・ロスがコインボックスのルーティンで使っているのを思い出しました。

このテクニックをおさらいしようと思って「世界のコインマジック」をパラパラ読んでいたら、リチャード・カウフマンがレギュラーコインを使って行う「オープン・トラベラーズ・1」という作品を収録していました。

カードマジックのアレと同じような演出で、コインを見えない状態にしてから、移動させた先でポップアウトさせる、という演出のコインマジックです。

これはエキストラコインやラッピングを使うので好みではありませんが、先に書いた「テーブルに広げた数枚のコイン」をハッキリと見せてから、1枚ずつ飛行させる事が出来るので、シンプルで綺麗な手順だと思いました。

この作品も練習して撮ってみようかしら。

 

なので「おはじきエクストリーム」はこのカウフマンの作品の、シェルを使ったアレンジバージョンという事になりますね。

ohajiki

 

メモメモ動画

 

蚊を手でパーンして

「やったか・・・?」

と声に出すと

大体やってない。フラグって怖い。

 

 

動画の編集に使っていたペガシスの「TMPGEnc Video Mastering Works」の新しいバージョンが出ていたのでアップグレードしました。

新しいのはバージョン6ですね。このソフトはとても使いやすくて人にもオススメ出来ます。

何年か前に編集ソフトを選ぶとき、カッコいいエフェクト演出が簡単に作れるようなものを探してまして、色々な体験版を試したりもしました。

TMPGEncのソフトはそういったテンプレートがあまりありませんが、自分でやろうと思えば何でも出来る配慮がされているので、頑張ればカッコいいエフェクトだって作れます。頑張れば。

痒いところに手が届く調整が効くので結局このソフトを使い続けることになりましたね。

バージョン5から6になって見た目がちょっと近未来的なカッコいい感じになりましたが、基本的な仕様は変わっておらず。
5で「ここが弄れたらいいなぁ」と思っていた部分などが改善されているので、より使いやすくなりましたね。

ソフトの使い方は同じなので練習という事ではありませんけど、いつぞや撮った動画メモで面白いのがいくつかあったので繋げてみました。

「おはじき」

何か面白い見せ方ないかなぁとコインを弄っていて、MAパスでポンと飛ばすのを見ていたら思いついた表現方法。
デイビッド・ロスの「ポップ・アウト」というテクニックを引っ張り出して使ってみたら結構いいんじゃない?という事で取り合えず2枚のアクロスです。

これは後に「おはじきエクストリーム」にして4枚のコインアクロスとして作ってみました。

 

「MAパスしながら」

MAパスは意外にもコインを何枚かパームしたままでも出来るんですね。何か突飛なクライマックスに出来ないかと思って。

 

「ピンキーのあれ」

抜く前にちょっとスリスリするとやりやすくなりますね。

 

「お箸形式のセカンドディール」

デレック・ディングルの本を何度も読むと、どの作品も強烈で、ラーメンで言うとコッテリ濃厚とんこつスープ的な感じに思うんですけど、時々は物凄くあっさりしていて、やることシンプルなのにすごく面白い手順があったり、未だに飽きのこない一冊ですな。

この本では汎用性の高い知識としてセカンドディールの項目も大変勉強になりましたが、 この方法はディール技法というよりも、指の動きや体の動かし方が「トップチェンジ」に良く似ているというか、僕としてはこのセカンドディール解説の中心部分、幹の部分が「トップチェンジ」だとしても違和感ないんですよね。

でー、いったんトップにカードを預ける形のトップチェンジと考えると、カードを受け取る側の手はどんな形でも大丈夫なんですね。

もともと片手で行うディールとしてますから、やることは全部デックを持つ手で完結しています。なのでこういった指の形でも十分にディール出来ますし、こっちの方が「セカンドディールしてない感」があるんじゃないかなぁ。

本当のお箸持っても多分配れますね。

 

「メイさん」

抱っこをねだる。かわいい。

 

20150721