Archive for 2008年1月31日

カード別使用感 CARTA MUNDI PLAYING CARDS

今日のカードは個人的に楽しみにしていたカードです。
日本でマジックに使えるカードを買う場合、殆どU.S.P.C社一択になるかもしれません。
しかし、カードを作っている企業は他にも沢山あります。

ヨーロッパの大手Cartamundi社は、通常のプレイングカードのほかにキャラクターカードやカードゲーム用のカードなどを作っています。 映画「OO7」シリーズにもCartamundi社製のプレイングカードが登場し、実際にそのカードは発売されているそうです。

現在は違うようですが、「マジックキャッスル・カード」も作っていたことがあるそうです。
マジシャンに使用されているカードといえばU.S.P.C社製ですが、ヨーロッパにはCartamundi社製を使っている人も居るでしょう。

てわけで今日のカードは「Cartamundi PLAYING CARDS」です。

 

「CARTA MUNDI PLAYING CARDS」

「Cartamundi」は「カルタムンディ」と読むのだと思います。
「カルタ」はプレイングカードのことです。 「BICYCLE」や「Bee」のようなブランド名が書いていないので、シールに書かれていたカード名にしておきました。

価格は400円ほど。ヨーロッパ製ということもあって(?)白を基調とした大変お洒落なケースデザインです。
大きなクラブのマークの下には筆記体で「Casino Quality」の文字。僕はこのケースデザインが一番好きです。

ジョーカーはデュプリケイトではありません。
片方はハートのキングを持った面白いデザインです。何かの演出に使えますね。スペードのAはシンプルですが優雅。

比べないと分かりませんが、BICYCLEと比べてカード自体がとても薄いクリーム色をしています。

ダイヤ・ハートなどの赤インクはバンブルBeeWynnと同じ暗めの赤です。

開封直後のすべり具合
「★★★★★☆☆」(7)
滑りすぎはありません。 このくらいが一番丁度いいです。

裏模様の見た目
個人的に「★★★★★」(5)
マジック用として「★★」(2)
Beeのような格子状の模様です 「Casino Quality」の文字通り、カジノで使われることがあるのでしょうか、白枠はありませんのでマジックには不向きです。

スプレッドのやり易さ、広がり具合
「★★★★★☆☆」(7)
綺麗に広がってくれます。 表面加工がU.S.P.C社製のエンボス加工とは違うため、感触も結構変わります。
BICYCLEなどは「さら」っと広がりますが、このデックはすこし「ぬめ」っとした感じ。あくまで僕の感じ方ですが。

リフルシャフルのやり易さ
「★★★★★☆」(6)
滑り過ぎることがなく、BICYCLEよりも硬めのカードなのでやり易いです。 カードが反るのを嫌う人にはオススメ。

ファローシャフルのやり易さ
「★★」(2)
このカード、ファローシャフルには全く不向きです。
普通はパケット同士を合わせた部分から滑らかにかみ合っていきますが、このカードは頑としてかみ合わず、「むむ!」と力を入れてバリっとパケットが割り込む感じです。
何回か繰り返すと若干楽にかみ合うようになりますが、カードが痛みそうなのでこのデックではファローシャフルしないほうが良いでしょう。

カードの硬さ
「★★★★★☆☆」(7)
Beeよりも硬いくらいです。 弾力も強く、耐久性もまぁまぁでしょう。

エンボス加工の有無
有り
しかし、U.S.P.C社製のカードとは違う凹凸です。 表面加工は「LINEN FINISH」です。 加工方法は詳しくわかりませんが、BICYCLEなどよりもカード同士がくっ付きやすいと感じました。U.S.P.C社製のカードよりもツルツルテカテカしています。 近くで見ると違いがよく分かります。

BICYCLE

Cartamundi

BICYCLEのエンボス加工は整然とした凸凹ですが、Cartamundiの方は、凸凹というより「しわしわ」といった感じです。

何層構造か
3層構造になっています。剥がし難いです。

値段との釣り合い
BETTER
それなりに良い品質ですので、妥当な価格だと思います。

総評
ファローシャフル以外はとても良いカードです。「Casino Quality」の文字通りです。
硬さや弾力の具合がBeeに似ています。結構硬いカードです。 表面はテカテカ光っています。手にくっ付きやすく、カード一枚を指先でクルクル回すフラリッシュはやり易いです。
ただし、汚れが付くと上手く広がらなくなりそうな感じです。 STUDもリネン加工のようですが、それとは全く感触も違いました。 表面加工の違いが顕著に感じられて、「ヨーロッパのリネン加工ってこんな感じなのか」と、僕のカード経験値が増えました。大して使えない経験値ですが。
マジックに使うならBeeで良いでしょう。


最近気づいたのですが、僕は「文字を書く」のが好きなようです。ダラダラ長く書いてしまって読むのに疲れるでしょう。ごめんちゃい。

図書館に居た時間はそんなに長くない

立て続けのカードのアレはちょっと飽きてきました。
といっても予め書いたものを写すだけなのですけどね。
試験も終わって春休み。
本日はそんなに寒くなかったので「これは丁度いい」と、図書館に行きました。
返却しなくてはいけない本があったので。
これまでより薄着でも平気だったのでブラブラと散策気分で行くことに。
時間に追われていない時はゆっくりと知らない道を歩くのが好き。
結局、普段なら30分掛からない道のりに1時間。
・・・・・・決して迷子になっていたわけではないです。
で、駅から京急線に乗る。僕の寝床より柔らかい電車のイスに若干のショックを受けつつも図書館に到着。
ここの図書館は「ザ・マジック」という季刊誌を入れてくれているので12月号をチェックしたり、森博嗣さんの書いた絵本のような短編集のような本を借りたり。図書館。大きいですよねー。
そうそう、Wynn Deck Red&BlueがDaniel Madison氏のサイトで発売されるそうです。
Kardwellよりも良心的な値段になるような気がします。というか、Kardwellは赤青セットでしか買えませんし、さり気なく値上げしてました。
ダニエルって誰?と思った方、BICYCLE GUARDIANSのプロモーションビデオでカッコよくフラリッシュしていた人です。

カード別使用感 CARAVAN

チビさんの予防接種に行ってきました。
プルプル震えてしがみついてくるチビさんに容赦なくブスーっと。
今日のカードは「CARAVAN」
AVIATORブランドのカードで、主にシンガポールなどで発売されているカードだそうです。
「CARAVAN」
U.S.P.C社製のAVIATORブランドカードです。
デザインはAVIATORと同じです。価格は300~400円ほど。
正直特筆すべき点は見当たらないカードです。
ケースはピラミッドをバックにラクダに乗った人たちが描かれています。

開封直後のすべり具合
「★★★★★☆」(6)
BICYCLEよりは滑りません。そこそこ。
裏模様の見た目
個人的に「★★★」(3)
マジック用として「★★★★」(4)
AVIATORと同じです。
ただ一つ、たまたまこのデックにはミスプリントがありました。
バックもフェイスも片寄ってます。さらにデックの側面には赤い点もありました。
ミスプリントは偶然でしょうが、持った感じ、あまり丁寧に作られた感がしないデックです。
スプレッドのやり易さ、広がり具合
「★★★★」(4)
手に汗を掻くとカード同士くっ付いてしまいそうです。
綺麗に広がってくれますが、汚れが付くと直ぐに滑らなくなりそうな感じです。
リフルシャフルのやり易さ
「★★★★」(4)
AVIATORよりも若干硬く、それなりにリフルし易いです。
ファローシャフルのやり易さ
「★★★★★」(5)
普通です。
BICYCLEでファローシャフルが上手くできない人は、一度AVIATORブランドのカードで練習してみると良いと思います。
個人的にはファローシャフルがやり易いデックだと思います。
カードの硬さ
「★★★★」(4)
AVIATORより硬く、MOHAWKよりも柔らかいです。少々ペラペラしているように感じます。
耐久性はあまり期待できません。
エンボス加工の有無

「AIR-CUSHION FINISH」となっていますが、「ホントかよ?」というのが正直なところ。
何層構造か
3層構造になっています。
値段との釣り合い
[#IMAGE|S2#]
高くは無いですが、あまり良い品質とは思えません。
300円以上は出したくないなぁ、と思いました。
総評
特に拘ってこのデックを使う必要は無いように思います。
書くことが無い・・・・・。悪いカードではないですが、品質はそんなに良くないと思いました。あまり売っていませんし、これを使うなら普通のAVIATORを使ったほうが良いでしょう。
[Aviatorシリーズ]
AVIATOR
BATTLE AXE
MOHAWK
Old CARAVAN
TORPEDO
カード別使用感 目次

カード別使用感 MARIC PLAYING CARDS

髭にサングラスでちょっと強面のおじさん、このおじさんはとても凄い人です。
この人が「むむ!?」と顔をしかめて、「きてます!」と言うと不思議なことが起こるのです。
「超魔術」という言葉はMr.マリックさんによる造語だそうです。
メンタル風味の「超魔術」で観客を煙に巻く強烈なスタイルは強く印象に残りますね。
マジックブームは周期的に起こるものですが、前田知洋さんや藤井明さんが起こしたブームの、一つ前のブーム火付け役と言えるのではないでしょうか。
今日のカードはMr.マリックさんによってデザインされたU.S.P.C社製のデックです。
ブリッジサイズです。久しぶりにブリッジサイズを触りました。
「MARIC PLAYING CARDS」
「マジックに使うカードはポーカーサイズ」というのは常識のように定着していることです。
僕個人の意見としては、ブリッジサイズの方がやり易い技法もあると思うので、どちらのサイズを使っても良いと考えています。
ただし、ポーカーサイズに慣れていればブリッジサイズを使ったときでも、違和感はありますが、殆ど支障はありません。
しかし、ブリッジサイズに慣れているとポーカーサイズを持ったとき支障が出てくることはあると思います。直ぐに思い浮かぶのは「クラシックパス」です。
「大は小を兼ねる」というのは無視できないことです。
この話題に関しては「目玉焼きには何をかけるか」と同じくらい不毛な議論になりそうなので終わり。やっぱり自分の好きなものを選ぶのがベストです。
JCSで購入できます。ハンズでも売っていました。
JCS繋がりで、加藤英夫さんのCardician’s Journalをアピール。
価格は735円です。ちょっと他のデックに比べて割高ですね。
ケースにはマリックさんの決めポーズ。一枚のブランクフェイスカードと、このデックについての説明カードが入っています。ジョーカーはマリックさんが大きく描かれています。デュプリケイトではありません。
スペードのAもオリジナルのデザインです。スペードの中にマリックさん。それからBICYCLEのロゴが描かれています。
開封直後のすべり具合
「★★★★★」(5)
BICYCLEと同じくらいの滑り具合です。
裏模様の見た目
個人的に「★★★★★☆」(6)
マジック用として「★★★★★」(5)
Beeのような格子状の模様ですが、近くで見ると白枠と模様の境界が縁取られていないので、格子状の模様が浮かび上がって、というか、ぽや~っと見えます。
こういうタイプのカードは初めてでした。意外に好みです。
スプレッドのやり易さ、広がり具合
「★★★★★」(5)
綺麗に広がってくれます。BICYCLEと特に変わった点は無いと思います。
リフルシャフルのやり易さ
「★★★★」(4)
僕はカードが曲がらないようにカード全体を持ち上げるようにしてリフルするのですが、カードの端だけをリフルする人にとっては、ブリッジサイズなので少しやり難いかもしれません。
ブリッジサイズなのでこれは仕方が無いです。
ファローシャフルのやり易さ
「★★★★★」(5)
やり易いです。
このカードはカードの側面がスベスベしています。BICYCLEのMASTERS EDITIONのような肌触りですよ。
カードの硬さ
「★★★★★☆」(6)
BICYCLEよりすこ~~し硬い気がします。
エンボス加工の有無

何層構造か
3層構造になっています。
値段との釣り合い
[#IMAGE|S2#]
ちょっと高いと思います。
総評
久々にブリッジサイズを触ってみましたが、やっぱり小さいですね。
細いせいか、縦長に見えます。見た目も結構違うものです。「見栄え」はやはりポーカーサイズの方が良いと思います。
「手が小さいから・大きいから」という理由でサイズを決めるのではなく、一度どちらも触ってみて、扱いやすさや見た目(マジックは”見せるもの”ですからね!)を考慮して選んでみるのがベストでしょう。
その時は是非このデックを触ってみてください。BICYCLEよりも丁寧な作りだな、と感じました。ちょっとお高いですが、ジョーカーはマリックさん、ブランクカードも付いているので、それを使って「マリックさんをAで挟むと消える!」「マリックさんの姿が見えなくなる!」などなど色々面白い演出ができそうです。
カード別使用感 目次

カード別使用感 Gamblers Playing Cards -Richard Turner-

最近静電気が凄いのです。ドアノブに触るのが怖くて怖くて。
今日のカードはリチャード・ターナーによってプロデュースされたデックです。
Richard Turnerはギャンブルデモンストレーション専門のパフォーマーです。
一応マジシャンであると思いますが、どちらかというと「ギャンブラー」といったほうが良いかもしれません。
彼のカードにおける腕前はヴァーノンに絶賛されたこともあるほど凄まじいものです。
ヴァーノンだけではありません。ジェニングス、マーロー、マイケル・スキナー、レネ・ラヴァンなどなどビッグネームからの賞賛が贈られています。
細かい紹介については彼自身のウェブサイトで読んでみてください。
マーローやカッパーフィールドなどと一緒の写真もあって面白いです。
動画は是非観てみましょう。
12分強もあるのでダウンロードに時間がかかりますが、彼の出演した番組や(日本での番組もあります)ヴァーノンによる絶賛の言葉と共に「Richard Turner」が詳しく紹介されています。彼をテーブルに招いてくれるカジノは恐らく無いでしょうね・・・・・。
意外かもしれませんが、空手5段の武道家でもあります。彼のサイトに筋骨隆々の写真も載っています。ムキムキです。
「Gamblers Playing Cards -Richard Turner- 」
Beeブランドのデックですが、裏模様はRichard Turnerの絵が描かれています。
価格は日本のショップだと1000円ほど、そこそこお高いです。元値が他のデックに比べて高いというのもありますが、彼のウェブサイトなら大量購入であれば送料含めても国内より安く買えると思うので大量に欲しい人はそこで買うと良いでしょう。
このデックには宣伝カードが入っていません。
ブランクフェイスカードとダブルブランクカードが一枚ずつ入っています。ちょっと嬉しい。ジョーカーはBeeと同じものでデュプリケイト。スペードのAもBeeと同じものです。Beeと違うのは裏模様とカードの質です。
開封直後のすべり具合
「★★★★★☆」(6)
ちょっと滑るかな?と思いました。Beeよりも滑ります。
裏模様の見た目
個人的に「★★★★★」(5)
マジック用として「★★★」(3)
手に取る前は「このおっさん(ターナー氏)の柄はどうなのよ?」なんて思っていましたが、少し赤茶色の色合いが結構渋く「あれ?いいじゃない?」となりました。
白枠上下対象ですが、裏模様に人物を描いているのはマジック用としてどうでしょうね。
一般の人は恐らく知らないおっさん(ターナー氏)が何故か銃を持ってこっちを見ているのですから、ちょっと難しい気がします。
カラーバリエーションもありません。
スプレッドのやり易さ、広がり具合
「★★★★★☆」(6)
やはりBeeです。
よく滑るので綺麗に広がってくれますが、特に変わった点は無いと思います。
リフルシャフルのやり易さ
「★★★★★☆☆☆」(8)
Beeよりも柔らかいデックです。このデックは最初から「BICYCLEを少し使って最初の硬さが無くなった頃」のような具合です。
シャフルしやすく、パケット同士を揃えるときも抵抗は殆どありません。これも「プルスルーシャフル」などの合わせたパケットをアレする技法はやり易いでしょう。
ファローシャフルのやり易さ
「★★★★★☆☆☆」(8)
これまで僕が触ってきたどのカードよりも「パーフェクト・ファロー・シャフル」がやり易いです。
軽く滑らかにいけます。
側面のさわり心地自体が他のカード(Beeも含まれます)と違い、なめらかでとっても、なんというか”上品”な感触がします。
カードの硬さ
「★★★★★」(5)
Beeよりも柔らかく、「しなやか」という表現がぴったりの弾力があります。
BICYCLEと同程度か、それより若干柔らかく、弾力は強いように感じます。
耐久性は普通でしょう。
エンボス加工の有無

表面加工は「CAMBRIC FINISH」となっています。
何層構造か
3層構造になっています。
値段との釣り合い
[#IMAGE|S2#]
ちょっと割高感があります。いつも使うデックにはならないでしょう。
総評
Beeベースだそうですが、フェイスのデザイン以外はBeeとは別のデックです。
「柔らかくしなやか」です。「バネが強い」とも言えるでしょう。
最初は若干滑りますが、シャフルはとってもやり易いです。
またブランクフェイス・ダブルブランクが付いているのは嬉しいのですが、マジックに使用するには裏模様がちょっと・・・・・・、というのが正直な感想です。
いつも使うには少し高いデックですが、カードの扱いに関しては屈指のRichard Turnerがプロデュースしたカードです。触ったこと無い人は是非一度触ってみると良いと思います。
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